東京から戻ると、パリは真冬が到来していて、着いたとたんにいきなり風邪をひいてしまいました。
街に出ると、栗屋さんが栗を売ってたりして、寒いのにご苦労様です。
燦々と日が差して、紅葉が美しかった東京から来ると、冬のヨーロッパの厳しさをヒシヒシ感じます。
空は今にも泣き出しそうな曇り空に覆われて、太陽がどこにあるかさっぱりわかりません。
夕方四時半にはもう夕闇が迫り、夜がとても長い。
木々はすっかり裸になり、風の冷たさに耳が痛い。
この地で生まれたキリスト教がなぜ12月にクリスマスという一大イベントを作ったのは、わかります。
こんな暗くて冷たい色彩のない日々の中で、何かを楽しみにしなくてはやってられない。
クリスマスになれば、家族一緒にどーんとした丸焼きチキンも食べられるし、
ツリーには、キラキラの飾りもの。子どもたちはプレゼントまでもらえちゃう。
そんなワクワク、ドキドキがなけりゃ、やってられない、冬のヨーロッパです。
いつもビックリするのは、この寒風の中、外でコーヒーを飲んでいる人たち。
太陽を浴びられるわけでもないのに、なぜ外に?
頭にニット帽かぶって、マフラー巻きながらヒエヒエのビール飲んでいる人もいる。
わからん!
こんなとき、あー、私って日本人だなって、思います。
だって、家でこたつに入ってたほうがよっぽどいいもん。
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