今でこそ高級ブティックやギャラリーが立ち並ぶシックな地区ですが、昔、昔は貧民の巣窟の恐るべきスラム街だったらしいです。
道には大道芸人やピンプや娼婦が溢れてて、貴族は絶対にちかづかないエリア。
しかし、ナポレオン3世の時代にとつぜん、「このままじゃいかん、開発しよう!」ということになり、人々を追い出し、家をバリバリと取り壊し、新しい道路を作り、建物を立て直おしたらしい。
目抜き通りのブルバードサンジェルマンもその頃できたとか。
たぶん、私が住んでいるアパートもその頃、たてられたんじゃないかなー?
たぶん築200年。古い!
スラム街はなくなっちゃったけど、今でも細くて古そうな路地は結構あります。
散策してるとやっぱりそういう怪しげな路地にひかれてしまいます。
人気がなくて、自分の足跡がこつーん、こつーんと響いたりして。
さて、昨日から書いている我が家なのですが、すごく気にいっていることがひとつあります。
それは、教会から聞こえてくる鐘の音!
サンジェルマン教会は、パリ最古のロマネスク教会だそうで、(その意味のほどはわからないけど)、
石造りの古い建物です。友人が来た時、「わ、ホーンテッドマンション」とかいってましたが。
確かに夜は、うっそうとした木々に囲まれて、裏寂しい雰囲気です。
そこから週末の朝9時半くらいに、ゴーン、ゴーンとくぐもっているような透明なような、
なんともいえない音が響いてくる。諸行無常の響きとはまったく関係なく、朝はかなりいい感じです。
その時、私は、あー、フシギ!ヨーロッパに住んでるんだなー、って実感します。
1 件のコメント:
はじめまして。
今月18日にパリへ向けて出発します。
ワーキングホリデーで1年間滞在予定です。
住みやすい地域を探していて、このブログにたどり着きました。
とっても参考になりましたし、安心しました!!
始めはホームステイですが、5,6,7区のアパルトマンを探して、移りたいと思ってます。時々、拝見させていただきますね♪
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