嬉しいことがあったのでシャンパン一本もって。
絵の具の香りが気持よいスペースです。
シャンパンとワインを空けた瞬間にいつのまにやら、人が集まってきて、
小さなパーティ。
時間が経つとなぜか話は恋愛談義に。
仲間の一人が、今結婚している人を大好きになったとのこと。
そして彼女も彼を好きになり、二人は毎日ラブラブでシアワセの絶頂にいるとの報告。
「彼女が結婚してるとか本当に関係ないよ。自分が今彼女が大好きだということ。今シアワセだと言う事実で充分だ」という。
友だちがシアワセでいることはとてもうれしい。
そして、好きになってしまった人が結婚しているということもあるであろう。結婚と言うのは完全な制度なんかじゃない。人は誰でも考え方が変わるし、間違いも起こすし、年もとる。ましてや、ここはフランス。
恋愛第一主義。恋愛感情がなくなったら、みんな婚姻を解消するというカルチャー。
まわりの友人たちも「わかる、分る」とうなずいている。
私も自分が結婚する前だったら、うなずいていたと思う。
でも自分は「一緒にずっと年をとっていこうね」と誓い合った人がいるので、
やっぱり「そうだそうだ!!」とは思えなかった。
たぶん自分がシアワセだからかもしれない。
結婚したからにはやっぱりその人とずっと幸せでいたい。
このシアワセが永遠だったらいいな、と思って結婚したのだ。
じゃなければ、なぜするのか?
だから、簡単に変わってしまう自分達を受け入れたくない。
そういってみたら、まわりの人は
「動かない水はいつか腐る」という。
結婚は動かない水なの?
結婚しても動く水もある。一緒にかわっていけばいいのだ。
という自分は、ただの理想主義者で世間知らずなのかもしれないなー、なんて思った。