2009年4月26日日曜日

アトリエでの恋愛談義







嬉しいことがあったのでシャンパン一本もって。
絵の具の香りが気持よいスペースです。

シャンパンとワインを空けた瞬間にいつのまにやら、人が集まってきて、
小さなパーティ。
時間が経つとなぜか話は恋愛談義に。

仲間の一人が、今結婚している人を大好きになったとのこと。
そして彼女も彼を好きになり、二人は毎日ラブラブでシアワセの絶頂にいるとの報告。
「彼女が結婚してるとか本当に関係ないよ。自分が今彼女が大好きだということ。今シアワセだと言う事実で充分だ」という。
友だちがシアワセでいることはとてもうれしい。
そして、好きになってしまった人が結婚しているということもあるであろう。結婚と言うのは完全な制度なんかじゃない。人は誰でも考え方が変わるし、間違いも起こすし、年もとる。ましてや、ここはフランス。
恋愛第一主義。恋愛感情がなくなったら、みんな婚姻を解消するというカルチャー。

まわりの友人たちも「わかる、分る」とうなずいている。
私も自分が結婚する前だったら、うなずいていたと思う。
でも自分は「一緒にずっと年をとっていこうね」と誓い合った人がいるので、
やっぱり「そうだそうだ!!」とは思えなかった。
たぶん自分がシアワセだからかもしれない。
結婚したからにはやっぱりその人とずっと幸せでいたい。
このシアワセが永遠だったらいいな、と思って結婚したのだ。
じゃなければ、なぜするのか?
だから、簡単に変わってしまう自分達を受け入れたくない。
そういってみたら、まわりの人は
「動かない水はいつか腐る」という。
結婚は動かない水なの?
結婚しても動く水もある。一緒にかわっていけばいいのだ。
という自分は、ただの理想主義者で世間知らずなのかもしれないなー、なんて思った。

2009年4月24日金曜日

オーダーメードのシャツ。テーラーのSさん宅で


ちょっと前になりますが、place de clichyに住む日本人夫婦Sさんのおうちに呼ばれて、一緒にご飯をいただきました。そのうちに行く途中、こんなに見事なグラフィティが!
壁の形を綺麗に利用していて、まさに街はキャンバス。素晴らしい!
パリは本当にあちこちにこういう落書きグラフィティがあるのですが、
驚くほど完成度高いし、綺麗です。
右側には有名なシルエット人間もいますね!

さて、その夫婦の旦那さん(Sさん)は世界の王様がオーダーメードのスーツを作るというすごいテーラーで働いています。中でも一番重要な「カッター」という仕事をしているそう。
日本人でその地位までのぼりつめたのは彼だけらしい。ちなみに奥様は「縫い子」だそうで、本当にテラー夫婦なのですよ~。

実は私たち、ありえない贅沢なのですが、彼にオーダーメードのシャツを作ってもらうことにしたのです。
夫が誕生日なので思い切って・・・!!ま、一生のうちに何度もできることじゃありませんが、せっかくSさん夫婦に出会ったのだから!

というわけで、この日は採寸と生地選び。
まずはSさんが事前に選んでおいてくれた生地をいくつか見せてもらいました。
中には夫が絶対にきないような、派手な赤の生地も。
するとSさんは、
「絶対この赤に合いますよ!お勧めです!」
とかなり強く言うので、せっかくだし、絶対に既製品にないものっていうのもいいか、という結論になり
夫が普段着そうな麻のシャツと、赤の綺麗なドレスシャツをつくってもらうことにしました。
あー、なんつう贅沢!!
襟の形、裾のシェープ、背中のドレープの形なども選び放題。
でも普段選びなれてない私達は、結局Sさんのお勧めにまかせることに。

さて、結果はいかに・・・
また報告します。