2009年2月1日日曜日

今年も学生になめられる

冬の恒例、ソルボンヌ大学の授業が始まって、何かと慌しい。
一回三時間、それも英語でしゃべりまくるにはそれなりに体力も気力も必要なので、仕事以外のことはあまりせずぼんやりと過ごしている。

昨日は二回目の授業だった。
今年もやはり生徒になめられているようだ。どうも前年度の生徒から「あの先生はちょろい」と聞いているに違いない。男の子たちは、遅刻して来た上に、一時間もすると煙草を吸わせろと騒ぎ出す。女の子たちも、お腹が空いて、疲れているようでどうも集中していない。毎年やっているケーススタディを解けないグループが続出。初めての事態に少し狼狽。授業がつまんないのかと思いきや、「いやー、すごく面白いよ!」とか言うので余計に厄介だ。

あのねー、学生たちよ、本職の仕事をした後に、ほとんど手弁当で郊外のキャンパスまで行く身になってほしい。あたしが時間通りに来てるんだから、みんなだって来てよ。お腹が空いて集中できないんだったら、来る前になんか食え!煙草は体に悪い!と愚痴ばかり出る三年目。。。大学事務局によると去年二年は学生投票により、学部の最も人気が高かった授業にランクしたらしいが、学生を見ている限り、そういう実感はほとんどわかず・・・。

思えば一年目は最高だった。教えることも面白かったし、学生もすごく集中していた。私自身は三年間ほとんど授業内容を変えずに教えているので私の問題というよりも学生の問題のように思うのだが、どうなんだろう。やっぱり日本人で、女性だからかな、という考えがフトよぎって、それを慌てて打ち消してみる。

来年続けるということはほとんどないけどもしそういう事態になったら、自分の中にもう少し厳しい一面がないと学生を統制できないような気がする。でも自分にはそいう厳しさが全く欠如しているので、やっぱり大学の先生には全く向いていない、という結論に至る。

三年間大学で教えてみてよかったことって何だろう、と昨日の帰り道考えていた。もちろん自分にとってえらい勉強になったことは言うまでもない。それまで体系だてて考えたことがなかった雑多な考えをまとめるすごく良い機会だった。後は面白い学生に出会ったこと。最後に、やっぱり人前で3時間も外国語で話すことで、話すことへの緊張感がまるでなくなったことだ。この経験がなんの役に立つのかは全くわからないけど、とりあえずやって良かった、ということだけは間違えなさそうだ。

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