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2008年12月7日日曜日

my home in Paris 2

私が住むサンジェマンというエリア。

今でこそ高級ブティックやギャラリーが立ち並ぶシックな地区ですが、昔、昔は貧民の巣窟の恐るべきスラム街だったらしいです。

道には大道芸人やピンプや娼婦が溢れてて、貴族は絶対にちかづかないエリア。

しかし、ナポレオン3世の時代にとつぜん、「このままじゃいかん、開発しよう!」ということになり、人々を追い出し、家をバリバリと取り壊し、新しい道路を作り、建物を立て直おしたらしい。

目抜き通りのブルバードサンジェルマンもその頃できたとか。

たぶん、私が住んでいるアパートもその頃、たてられたんじゃないかなー?

たぶん築200年。古い!


スラム街はなくなっちゃったけど、今でも細くて古そうな路地は結構あります。

散策してるとやっぱりそういう怪しげな路地にひかれてしまいます。


人気がなくて、自分の足跡がこつーん、こつーんと響いたりして。





さて、昨日から書いている我が家なのですが、すごく気にいっていることがひとつあります。


それは、教会から聞こえてくる鐘の音!


サンジェルマン教会は、パリ最古のロマネスク教会だそうで、(その意味のほどはわからないけど)、


石造りの古い建物です。友人が来た時、「わ、ホーンテッドマンション」とかいってましたが。
確かに夜は、うっそうとした木々に囲まれて、裏寂しい雰囲気です。

そこから週末の朝9時半くらいに、ゴーン、ゴーンとくぐもっているような透明なような、

なんともいえない音が響いてくる。諸行無常の響きとはまったく関係なく、朝はかなりいい感じです。

その時、私は、あー、フシギ!ヨーロッパに住んでるんだなー、って実感します。






2008年12月6日土曜日

my home in Paris

どういうことか、パリに住んで四年になります。

こんなに長く住むことになるなんて思わなかった。

多くの日本人がパリが好きでやってくるのに、

私はむしろパリが嫌いでした。


パリはなんか可愛らしすぎて。

気取っていて。何かよそよそしくて。

かってに、天邪鬼に、一方的に嫌っていました。





でもフシギです。

四年が過ぎて、いつの間にか自然に家について「ただいま」といえるようになりました。

少しずつ、気づかぬうちに、


好きになってきたんですねえ、この町が。

よそよそしいと思ったのに、毛布みたいにふんわり暖かかったり、

かもめみたいに自由だったり。

匂いにつられて美味しいパンを食べたり、ギャラリー巡りで面白い絵を見たりするうちに、

素直に「ここは、なんかいいなあ!」と思えるようになりました。



私のアパートはサンジェルマンデプレというところにあります。

パリの中心に近い6区。セーヌ川まで歩いて3分。

ギャラリーが立ち並ぶ一角にたつ、小さくてふるーい建物が私の家です。

5階なのに螺旋階段しかないので、ふうふう息を切らせながら登る。


まいにち、まいにち。


ずっしり重い食料品なんか持っている日には、「このやろー!」という感じですが、

でも、それも実はなんだかそれも嫌いじゃない。